JTのCMの鬼は誰?あの個性派俳優?CMの意図と制作秘話も紹介

JTの企業広告シリーズ「鬼のゆく道」が、テレビやSNSで大きな話題を集めています。迫力ある鬼のキャラクターと心に響くストーリーが、多くの視聴者を惹きつけているシリーズです。 JTのCMの鬼は誰なのか、どんな意図が込められているのか。本記事では、出演俳優から制作の裏側まで詳しく紹介します。
JTのCMの鬼は誰なの?
JTのCMの鬼は誰かというと、俳優の山田孝之さんです。1983年10月20日生まれ、鹿児島県出身のベテラン俳優で、1999年にデビューを果たしました。シリアスな役からコメディまで幅広くこなす個性派俳優として、業界内外から高い評価を受けています。
山田孝之のキャリアと代表作
山田孝之さんの代表作には、『電車男』や『闇金ウシジマくん』シリーズ、『全裸監督』などがあります。どの作品でも圧倒的な存在感を発揮しており、視聴者の記憶に強く刻まれる演技が持ち味です。近年は俳優業にとどまらず、映画監督やプロデューサーとしても精力的に活動しています。
CMシリーズ「鬼のゆく道」の意図とテーマ
「鬼のゆく道」は、グループのパーパスである「心の豊かさを、もっと。」を伝えるために制作された企業広告シリーズです。このシリーズが伝えようとしているのは、目に見えない心の豊かさという価値です。現代社会では価値観が多様化しており、正解を一つに絞ることは難しくなっています。「心の豊かさって、なんだ?」という問いを視聴者と共に考えるきっかけを作ることが、CMの根底にある狙いです。
鬼というキャラクターが選ばれた理由
山田孝之さん演じる鬼は、半世紀以上にわたって山奥で独り暮らしを続けてきた存在として描かれています。心の豊かさを知らない鬼が人里へ下り、様々な人間と出会う中で少しずつ心に変化が生じていく様子が、シリーズ全体を通して丁寧に描かれています。
シリーズ全5弾のストーリーを紹介
「鬼のゆく道」は全5弾で構成されており、各エピソードで鬼が異なる心の豊かさに触れていきます。
第1弾「登場」篇・第2弾「少女」篇
第1弾では、お地蔵様を洗うおばあさん(大方斐紗子さん)との出会いを通じて、鬼が心の豊かさの存在を初めて知ります。第2弾「少女」篇では、花冠を作る少女と触れ合い、「笑顔」になることのすがすがしさを感じる場面が描かれています。
出典元:TV-CM JAPAN
第3弾「茶屋」篇・第4弾「バス」篇
第3弾では若い男女と出会い、食べ物を「分け合う」ことで喜びが増えることを体感します。第4弾「バス」篇では、バスの運転手から感謝することや、されて嬉しいことをすることが心の豊かさだと教わります。粗暴だった鬼の表情が、回を重ねるごとに柔らかく変化していく点も見どころです。
出典元:TV-CM JAPAN
第5弾「再会」篇でシリーズが完結
第5弾「再会」篇では、最初に出会ったおばあさんと再び顔を合わせます。「心の豊かさは見つかったかい?」という問いかけに対し、鬼は「人によって違うんだ」という気づきを得ます。SNS上では「最終回のようだ」と感動の声が多数寄せられた、シリーズの集大成となるエピソードです。
山田孝之の役作りへのこだわり
JTのCMで鬼を演じるにあたり、山田孝之さんは独自の解釈と繊細な表現にこだわりました。山田さんが特に意識したのは、鬼の心の動きが表情に出すぎないようにするという点です。当初の粗暴な様子から、人間と触れ合うことで人間らしさを少しずつ見せていく変化を、表情だけで丁寧に表現しています。過剰に感情を出さないからこそ、視聴者の心に深く刺さる演技となっています。
「自然と調和した存在」という独自解釈
監督からは「100年ぐらい生きている設定」という指示がありましたが、山田さん自身はさらに解釈を深めました。鬼を自然や動植物と当たり前に調和しながら生きてきた存在として捉え、役に入っています。この独自解釈が、鬼というキャラクターに独特の奥行きをもたらしました。
憑依型スタイルで役を維持
山田さんは一般的に、撮影期間中は役によって言葉や態度を変える憑依型の役者として知られています。座り方や食べるものまで役に合わせて変えることもあり、私生活でも役を「ゼロには絶対しない」というスタイルを徹底しています。このプロ意識が、圧倒的なキャラクターの説得力を生み出しています。
撮影現場の舞台裏
「鬼のゆく道」の撮影には、いくつかの印象的な裏話が残っています。第1弾の撮影は、人がすれ違うことも難しいほどの山奥で行われました。機材の搬入だけでも相当な苦労があったとされており、スタッフ・キャスト一丸となって挑んだ現場だったことがうかがえます。自然の中で撮影されたことで、鬼と山の景色が自然に溶け合う映像美が生まれています。
ワイヤーアクションに挑んだ登場シーン
第1弾で鬼が空からおばあさんの前に飛び降りてくる登場シーンでは、山田孝之さんが大胆なワイヤーアクションに挑戦しています。人ならざる存在としての鬼の迫力を表現するための演出で、視聴者に強烈な第一印象を与えることに成功しました。
ロケ地として注目された横浜の公園
第5弾「再会」篇のロケ地として注目されているのが、横浜の「浅間台みはらし公園」です。夕暮れ時の公園を舞台に、鬼とおばあさんが再会を果たす感動的なシーンが撮影されました。公園の名の通り見晴らしの良いロケーションが、鬼が街並みを眺める印象的なラストシーンを美しく彩っています。
CMのセリフがネットミームに
「鬼のゆく道」シリーズは、テレビCMの枠を超えてSNS上でも大きな広がりを見せました。鬼の代表的なセリフ「おい、ヒト。心の豊かさって、なんだ?」は、X(旧Twitter)を中心にネットミームとして急速に拡散しました。多くのユーザーがこの問いかけに対してユニークな回答を投稿する「大喜利」的なやり取りが生まれ、従来の企業広告では見られなかった現象としてJT担当者も驚きを示しています。
CM好感度が過去最高水準を記録
山田孝之さんの圧倒的な演技力と、「心の豊かさ」という普遍的なテーマへの共感が組み合わさり、CM好感度は同社の企業広告として過去最高水準を記録しています。問いかけの強さと山田孝之さんのはまり役がネット文化と見事に合致した結果といえるでしょう。
まとめ
JTのCMの鬼は誰かと注目されていましたが、俳優の山田孝之さんでした。独自の役作り、過酷なロケ撮影など、作品への真摯な姿勢が視聴者の心を掴んでいます。心の豊かさって、なんだ?という問いは、多くの人の心に深く響いています。シリーズをまだご覧になっていない方は、ぜひ一度チェックしてみてください。









