テレビCMには短い時間で私たちを引きつける工夫がされています。耳に残るフレーズや歌声はCMの印象を大きく左右するものです。そこで、これまでの数多くのCMの中から、特に印象的で記憶に残るCM3選を紹介したいと思います!
また、「すごく印象に残っているCMだけど、当時は出演者の名前が分からなかった」ということもあると思います。そこで、印象的なCMに出演していた出演者についても調査しました。
あなたにとって懐かしい思い出のCMがあるかもしれませんよ。ぜひ最後までご覧になってくださいね。
西川貴教×「消臭力」(エステー株式会社)
まずは「消臭力〜♪」という力強い歌声とワードのインパクトで印象的なCM。
これは「エステー株式会社」の消臭芳香剤「消臭力」という商品のCMで、歌手のT.M.Revolutionこと「西川貴教」さんが出演されています。
「消臭力」はその名前から想像出来るように、消臭と香りの力で私たちの生活に潤いを与えてくれる商品でとても人気があります。
西川貴教さんは「消臭力」のCMに2011年から出演されており、すでに10年以上が経っていますから息が長いCMですね。
西川さんが「消臭力」というひとつの商品のCMを長く務めていることでも私たちの印象に強く残っています。
「消臭力」という商品名の語感も、なんとなく「長州力」と似ているようで、これも長州力さんのキャラクターと相まって力強い印象を私たちに与える理由のひとつかもしれません。
これからも西川貴教さんのパワフルな歌声とともに、観ていて元気になるようなCMを私たちに届けて欲しいですね。
光GENJI×「マイクロマジック フライドポテト」(大塚食品)
次に紹介するのは大塚食品の「マイクロマジック フライドポテト」です。
大塚食品といえば「ボンカレー」でも有名な、私たちの家庭での食卓にも馴染みがある会社です。
そんな大塚食品から発売されている冷凍食品の「マイクロマジック フライドポテト」は1988年から現在に至るまで30年以上にわたって発売されているロングセラー商品です。
「マイクロマジック フライドポテト」の発売当初は、当時絶大な人気を誇っていたジャニーズアイドルの「光GENJI」が商品CMに起用されていました。
CMのなかで光GENJIの5人が歌って踊りながら「レンジでチンする チンチンポテト!」と若者らしく元気よく爽やかに叫んでいたのがとても印象的なCMです。
電子レンジで冷凍食品や料理を温める時に、昔からよく「チンする」と言いますね。
以前の電子レンジは温め時間が終了すると「チン!」という音がなるタイプのものが多かったことがその由来だと言われています。
今では、電子音の「ピピッ」という音で温めの終了を知らせてくれる電子レンジが増えましたが、かつての名残で電子レンジを使うことを「チンする」と言う方もまだ多いのではないでしょうか。あなたのご家庭や周りではどうですか。
このように、光GENJIが元気よく叫んでいたキャッチコピー「レンジでチンするチンチンポテト!」は当時の日本の大衆的な文化がよく現れているCMでもあります。
懐かしさがありながらも、アイドルの元気さや爽やかさとキャッチフレーズの語感の良さが印象的なCMですね。
坂本龍一×「リゲインEB錠」(三共)
最後に紹介するのは1999年に放送されていた三共「リゲインEB錠」のCMです。
このCMではミュージシャンの「坂本龍一」さんが作曲した『enery flow』という曲が使用されています。
全体的にモノクロな映像のなかで、坂本龍一さん本人がピアノを弾くクールな映像と癒しを感じさせる優しいメロディーの音楽が印象的なCMでした。
『enery flow』は坂本龍一さんのCDシングル『ウラBTTB』のなかに収録されていた3曲の中の1曲です。
この『ウラBTTB』はインストゥルメンタルのCDシングルとしては初めて週間のオリコンチャートで1位を記録した作品で、多くのファンに愛されている作品でもあります。
日本の大衆音楽史に名を残すような音楽が使われていたのですから、三共「リゲインEB錠」のCMが印象深いものになったのも当然かもしれませんね。
まとめ
さて、今回は「頭から離れない! 歌やフレーズが記憶に残るCM3選!」というテーマで、印象的なCMにまつわるエピソードや出演者を紹介しました。
CMは時代を映す鏡とも言われています。
懐かしいCMを思い出すと、その当時の思い出や記憶がよみがえったりすることもあります。
あなたにとっての印象的なCMについて家族や友達と話してみると、会話が盛り上がるかもしれませんね。
最後まで記事を読んでいただきありがとうございました!