私たちの幼少期からおなじみの国民的アニメ・ドラえもん。未来の世界から来た猫型ロボットのドラえもんが、ひみつ道具を使ってのび太を助けながら、一緒に成長していく物語ですね。登場人物に一癖も二癖もあり、教訓の多いストーリーからもたくさんのことを学べるドラえもんですが、実は各キャラクターに裏設定があるのをご存知ですか？意外と知られていない、ドラえもんの設定について調べてみました。
知ってた？衝撃のドラえもんキャラクター設定
私たちが何気なく見ているドラえもんですが、実はその中には、あまり知られていない設定が隠されているんです。
ドラえもんは当初黄色くて、猫耳がついていた！？
ドラえもんといえば、青い猫型ロボット。でも、待ってください。猫型ロボットなのに、耳がなく丸い頭をしていますよね。私たちは「ドラえもん＝猫型ロボット」と認識していますが、たびたび作品内では「タヌキ」と間違えられるなど、猫には見えないとイジられているポイントでもあります。実は、当初のドラえもんには猫耳がついていて、色も違ったといわれています。
耳がなくなった理由は、ネズミにかじられたというのが有力。そのせいで、ドラえもんは今でもネズミが大嫌いですよね。そして、当初は黄色だったというドラえもん。
- ネズミに耳をかじられたショックで青ざめ、そのまま青くなった
- ネズミに耳をかじられ泣きすぎて、涙の色でメッキが剥がれて青くなった
という理由が有名です。黄色いメッキの下が青ということですが、生卵で色を付けて黄色になったのだそうですよ。
ドラえもんはロボットなのに…
- 蚊に刺される！
- たんこぶができる！
- くしゃみをしたり、鼻水も出る！
- 夏バテをする！
- あの短い脚で正座 ができる！
- 魂がある！（ドラえもんの道具”うらめしドロップ”を食べて幽体離脱したことから）
ロボットという概念を覆す、ドラえもんの人間味ある構造。のび太たちが、ドラえもんを本当の家族や友達として受け入れるのも分かりますよね。
のび太の結婚相手は、ジャイ子だった！？
のび太の結婚相手といえば、クラスのマドンナ・しずかちゃん。幼少期は勉強もスポーツも苦手で、泣き虫なのび太ですが、大人になるとその心優しい性格や温厚な人柄で、しずかちゃんを射止めることができる。アニメや映画などでも、しずかちゃんと結婚する未来が描かれていますよね。しかし、もしもドラえもんが未来からのび太のもとに来なかったら…のび太はジャイ子と結婚していたのだそうですよ。実は、ドラえもんを20世紀に送り込んだ孫のセワシくんこそ、のび太とジャイ子の孫だったのです。なんでも、大人になり会社を経営し始めたのび太が借金に追われ、そのせいでセワシくんたち子孫にまで困窮が及んだことで、過去を変えるためにドラえもんを20世紀に送り込んだのだとか。その結果、のび太はしずかちゃんと結婚することになります。つまり、セワシくんの存在もなかったことになってしまうわけですから、なんとも複雑な気持ちになりますね。
他にもあった！意外と知らないドラえもんの秘密
ジャイ子の本名が明かされていない秘密
ジャイアンの妹だからという理由であだ名がつけられた、ジャイ子。のび太の本当の結婚相手とされる、非常に重要人物なのにもかかわらず、ジャイ子 本名は明かされていません。その理由は原作者により明かされていて、ジャイ子に名前を付けてしまうと、同じ名前をもつ女の子が「ジャイ子」とあだ名をつけられるかもしれない…という配慮によるものだそうですよ。しかし、作中に出てくるジャイ子のスケッチブックに「香」と書かれていることから、本名は香（かおる）ではないかといわれているのだとか。
幻のキャラクター・ガチャ子って誰？
ドラえもんには、妹のドラミちゃんやのび太の孫・セワシくんなど、さまざまなキャラクターが出てきます。その中でもインパクト大の”ガチャ子”というアヒルの女の子を知っている人は、少ないのではないでしょうか。ドラえもんの助っ人として登場したものの、唐突に姿を消してしまった幻のキャラクターなんです。
位置づけとしては、ドラミちゃんのような妹的存在。しかしそのキャラクターが強すぎて、主人公のドラえもんから焦点がぶれてしまうことを危惧した原作者により、たった5回の登場で存在ごと抹消されてしまったのだそうですよ。
まとめ
ドラえもんの裏設定、いかがでしたでしょうか？純粋に見ても楽しめる、国民的アニメ・ドラえもん。子どもの頃は単純に、未来から来たドラえもんのひみつ道具を楽しんでいましたが、大人になりドラえもんが感慨深い存在になってくると、さまざまなキャラクターの設定を知るのもまた、作品を楽しむ醍醐味になってきますね。あなたの知らない設定はありましたか？今後も新しくなっていくドラえもんを、楽しんでいきましょう！
