お笑い芸人

「M-1グランプリ2022」決勝に進出したファイナリスト【まとめ】

「M-1グランプリ2022」決勝に進出したファイナリスト【まとめ】

2022年も早いもので年の瀬が近づいてきました。年末はテレビ業界も最高潮に盛り上がるシーズンですね!その中の1つである「M-1グランプリ」は、これからの時代を創っていく”お笑い界のルーキー”誕生の瞬間を国民みんなで見守る注目イベントです。

今年も12月18日のM1 決勝を控え、去る11月30日に準決勝が行われました。この記事では、過去最多の7,261組の中から勝ち上がったファイナリストをご紹介していきたいと思います。

M-1グランプリ 2022年の気になるファイナリストは?

ダイヤモンド(決勝初進出)

これまではボケとツッコミが明確でなく、1つのネタの中でも入れ替わることがあるという変則的な構成で漫才を披露してきた、ダイヤモンド。今年の予選からそのインパクトあるスタイルをがらりと変え、野澤さんがボケ、小野さんがツッコミという役割を明確にして臨み、M1 決勝初出場の切符を手にしました!

2018年から4年連続で準々決勝進出を果たしていたものの、あと一歩のところで涙を飲んできたダイヤモンド。「やっと役割が決まってきた」と語るなど、今後のネタの方向性も注目どころでしょう。

男性ブランコ(決勝初進出)

2021年、コントの王者を決める「キングオブコント」で堂々の準優勝を果たしている、男性ブランコ。今年のキングオブコントでは惜しくも決勝進出ならず、優勝候補と目されながらも敗退に終わった悔しさを滲ませました。そんな無念の瞬間から3ヶ月、なんとM-1グランプリのファイナリストに選考されるという一発逆転を果たしています!

引き込まれる独特の世界観や、浦井さんの諭すような口調のツッコミが新しい時代を感じさせます。コント師として準優勝に輝いている2人が、M-1グランプリという別の土俵でどう戦うのか、審査員も目を光らせることでしょう。

カベポスター(決勝初進出)

関西出身の2人から成るカベポスターは、出身地特有のテンポのよい掛け合いではなく、ゆったりとした空気感と言葉遊びのセンスが輝くコンビです。

知的な正統派しゃべくり漫才を繰り広げるカベポスター、個性派が揃う今年のファイナリストの中でどのように足跡を残すのか、期待が高まっています。

ロングコートダディ

昨年に続き、M1 決勝2回目のロングコートダディは、ネタによってボケとツッコミが変わる芸風が特徴で、独特のゆったりした世界観がクセになります。

兎(うさぎ)さんが「M-1の酸いも甘いも知っている」と胸を張ると、堂前さんも「キングオブコントも決勝に行ったので、プロフィールの趣味のところに『決勝』と追加したい」とユーモアたっぷりに決勝進出の喜びを語りました!

さや香

5年ぶりに決勝進出を果たしたのは、ハイテンションで勢いのある喋りが定評のさや香。M1決勝のMCを今年も上戸彩さんが務めるということで、「上戸さんに5年ぶりに会うので、思い切って「久しぶり!」と言ってみたい」と高らかに宣言しました。

テンポの良い漫才で、M-1 グランプリの審査員の顔から笑みがこぼれるのが想像できるような、勢いのある掛け合い。シュールな流れやコントが流行する中、さや香のような正統派漫才がどのように評価され、今後の時代に映っていくのか注目です。

真空ジェシカ

まだ全国的な知名度は低いものの業界では「実力者」と囁かれてきた、真空ジェシカ。実は、コンビ結成からまもなく賞を受賞するようになり、それが目に留まった人力舎が直接スカウト。養成所に通うことなく人力舎に所属することになった大物ルーキーだったのです!

近年では大喜利の大会で優勝歴が多いということで、今後アドリブや大喜利を生かした活躍が見込まれています。カルチャーネタが多く、漫画やアニメ、音楽など「分かる人には分かる」というネタの特徴を持つ真空ジェシカ。果たして、世代の違うM-1グランプリの審査員を唸らせるネタを披露してくれるのでしょうか!?

キュウ(決勝初進出)

静かなしゃべくり漫才を得意とするキュウは、前述した真空ジェシカとは対照的に、全くアドリブを利かせない漫才スタイルが特徴。お互いのセリフを徹底的に作り上げ、何回同じネタを披露しても全く同じ仕上がりになるようにしているのだとか。ゆったりと喋るその雰囲気は、初めて見る人にもどこか安心感を与える、そんなネタが印象的です。

ウエストランド

マシンガントークで愚痴や自虐ネタを並べる漫才が、冒頭から客の心をぐっと掴むウエストランド。河本さんの1つのボケに対し、ツッコミの井口さんが異常なほど長くツッコむという一風変わったスタイルは、1本のネタで約9割以上をツッコミが占めるほど。

そんな賑やかな漫才を得意とするウエストランドが、M1 決勝の厳粛な空気の中で変わらぬスタイルを貫くのか?芸風を変えてくるのか?審査員たちの反応は?気になるポイントの多い、注目コンビとなっています!

ヨネダ2000(決勝初進出)

結成は2018年(当時は違うコンビ名)と比較的若いコンビで、2021年からその存在感を確かなものにしてきた、ヨネダ2000も注目の的でしょう。今回がM1 初出場ながら、「2009年のハリセンボン以来」という女性コンビでの決勝進出という快挙を果たしています。

女芸人No.1決定戦「THE W」やABCお笑いグランプリで決勝進出、2022年のキングオブコントでは準決勝進出など、今破竹の勢いで知名度と人気を上げてきています。芸風は漫才を基調としながらも、シュールな展開が繰り広げられるコントに近い構成。新時代のお笑いを感じるそのネタが、M-1グランプリの審査員の目にどう映るかが見どころとなりそうです。

個性派揃いのファイナリスト!先輩芸人はどう見る?

M1 決勝進出者発表会見のMCを務めたかまいたちのお二人は、「特殊なコンビが揃ってますよ」と濱家さんが、そして山内さんは「有名どころが苦戦している。誰が優勝しても違和感があるメンバー」と戸惑いを隠せない様子で語りました。

今年の審査員は、オール巨人さんや上沼恵美子さん、サンドウィッチマンの富澤たけしさんや松本人志さんなど、おなじみの顔ぶれ。令和のお笑いを感じさせる個性派コンビが揃う中、一時代を築き上げてきた大先輩たちがそれをどう見て、どうボタンを押していくのかも、視聴者として気になる部分なのではないでしょうか。

まとめ

今回は、『M-1グランプリ2022』決勝に進出したファイナリストをまとめてみました。みなさんの知っているコンビはありましたか?

今年は過去最多のエントリー数と言われる中、見事勝ち抜いてきた新時代の王者候補たち。毎年熱く盛り上がるM-1グランプリが今年はどのように燃え盛っていくのか、見逃せませんね!!