液晶テレビと有機ELテレビの違いは？テレビを選ぶ時のポイントも解説！ CMまとめました

多様化するニーズに合わせ、テレビメーカー各社からさまざまな製品が発売されている「テレビ」。実は、そんなテレビには「液晶テレビ」と「有機ELテレビ」の2種類があることをご存じですか？この記事を読むことで、液晶テレビと有機ELテレビの違いについて理解することができます。テレビを選ぶ時のポイントもあわせて解説しますので、ぜひ最後までご覧ください！

液晶テレビとは？

液晶テレビとは、ディスプレイに「液晶（LCD）」パネルを用いたテレビのことです。液晶テレビは、液晶パネルの裏からバックライトの光を当て、液晶パネルを開閉することで色を制御する構造になっています。かつては「プラズマテレビ」とシェアを争いましたが、高額で小型が難しく発熱も多いなどデメリットが目立ったためか、結果として液晶テレビが広く普及することとなりました。

有機ELテレビとは？

有機ELテレビとは、ディスプレイに「有機EL」パネルを用いたテレビのことです。有機ELテレビはパネルを直接光らせる「自発光方式」になっており、これは有機物に電圧をかけると発光する「有機エレクトロルミネッセンス」と呼ばれる現象を利用した仕組みとなっています。次世代のテレビとも言われる有機ELテレビは、繊細な表現にも対応できるため映像を美しく表現することが可能です。

「液晶テレビ」と「有機ELテレビ」の違い

液晶テレビと有機ELテレビの主な違いは、「画質」「消費電力」「サイズ」「価格」が異なることです。液晶テレビはバックライトを利用する仕組み上、黒色や白色を細かく表現することができません。しかし、比較的安価で消費電力が低く、サイズ展開も豊富なため選択肢が多いという利点があります。一方、有機ELテレビは鮮やかな発色と黒色の表現に優れており、バックライトが不要で薄くて軽い設計になっています。しかし、液晶テレビに比べて高価で消費電力が多く、大型サイズの販売が主であることから、選択肢が少なめという欠点があります。

テレビを選ぶ時に確認する5つのポイント

ここでは、テレビを選ぶ時に重要となるポイントを5つ解説していきます！

①画面サイズを確認する

テレビを快適に視聴するために、設置部屋に合った画面サイズであるかを確認しましょう。「大画面テレビで迫力のある映像を楽しみたい！」という方も多いと思いますが、視聴距離が近すぎて疲れたり画質の粗さが目立つなどの事態が起こりかねません。一般的に、フルHD画質ならテレビ画面の高さの3倍、4K画質では1.5倍が適切な視聴距離とされています。1人であれば40インチ以下、家族で視聴なら42インチ以上のテレビが最適でしょう。

②解像度を確認する

テレビの解像度は画質を決定する重要な部分です。解像度は映像を表示する素子の数を表しており、解像度が高いと画質が綺麗になり、反対に解像度が低いと画面サイズが大きくなるにつれて粗さが目立ちやすくなります。一般的な目安として、32インチ以下はHD（1280×720）、40までならフルHD（1920×1080）、43インチ以上になると4K（3840×2160）が最適とされています。

③液晶パネルの方式を確認する

液晶ディスプレイのパネルには、「VA式」と「IPS式」の2種類があります。VA方式はコントラスト比と発色に優れていますが、視野角が狭いため横から見ると画面が見にくいという欠点があります。一方で、IPS方式ではコントラスト比が劣る反面、視野角が広く横から見ても暗くならないという利点があります。正面から視聴する場合はVA方式、広い空間での視聴なら視野角が広いIPS方式がおすすめです。