1960年代を代表する人気映画女優・吉永小百合さん。10年間で70本以上の映画に出演し、数多くのレコードを世に送り出しました。『伊豆の踊子』『愛と死をみつめて』『男はつらいよ』など数多くの作品で功績を残し、現在80歳という年齢になりますが、変わらず女優として活動を続けています。そんな吉永小百合さんの子供について、気になっている人も多いのではないでしょうか。今回は、吉永小百合さんが子供を産まない理由について、調査しました。
吉永小百合が子供を産まない理由とは?
吉永小百合さんが子供を産まない理由は、何なのか気になりますね。実は1973年の結婚前後、結婚しても子どもを産まない、産みたくない理由を様々な場面で語っていました。今でこそ”子供をもたない夫婦”も増えていますが、当時は「子どもを作らない」と宣言する人は珍しかったと思います。吉永小百合さんは子ども好きですが、自分には育てる自信がない、とコメント。「自分にも責任が持てないのに、とても子供なんて・・・」と考えているそうです。また、子はカスガイと言いつつ、子どもで結びつく夫婦関係は嫌なのだとか。このように話すのには、ご両親の影響が大きいようです。
家庭環境が影響している?
吉永小百合さんは小学生から芸能界で活躍しており、両親は子供に対してかなりの過保護でした。父親は東京大学法学部出身で、外務省の嘱託員を経て、映画関係の出版社を立ち上げています。吉永小百合さんは、父親の知人のツテで芸能界に入ったとの情報も。しかしその後、父親が経営している会社は経営不振に陥ります。日々食べていくのもギリギリで、差し押さえや借金取りが家に押し寄せることもあったとか。そのため、吉永小百合さんは「家計を支える」と決意し、仕事に打ち込みました。複雑な家庭環境で育ったこともあり、自分に子供ができても「同じことをして苦しめてしまうのでは?」と思ったようです。映画などでは母親役のイメージが強いですが、「母親になることが怖い」といと考えているのですね。
女優業を全うしたい
吉永小百合さんは、若い頃から売れっ子女優として超多忙を極めていました。そのため、子供を持って仕事がなくなることに、恐怖を覚えていたようです。結婚をしてから1年ほど仕事を休んでいますが、『本来の明るさと女優としての人生』を取り戻したと話しています。ストレスと過労で声が出なくなったこともあり、事務所の稼ぎ頭としての重圧を感じていましたが・・・休業したことで、やはり「一生女優として生きていきたい」と再確認。母になるという選択よりも、女優として最前線で活躍し続けると決めたのだと思います。これからの世の中で子どもを育てるのは並大抵のことではないでうし、子どもを育てている母親たちには、尊敬すら感じますね。吉永小百合さんのように働きながらの子育ては、相当ハードでしょう。吉永小百合さんは、産まないことは自分にとってやっぱり必然だったと、気持ちを収めたのでしょう。
母との確執も?
吉永小百合さんと母親との間には、確執があったと言われています。吉永小百合さんの母は、芸能界に入ることが夢でしたが叶わず、その夢を娘に託しています。娘の活躍っぷりに満足げだったのですが、岡田太郎さんとの結婚に大反対。岡田さんとは15歳の年の差があり、バツイチということが気に入らなかった様子。しかし、吉永小百合さんは母の猛反対を押しきって結婚したため、溝が深まるばかりでした。子供を持つと、『自分と母親のようになる』という思いもあったかもしれません。そして最近では、「映画は自分の子ども、そう思って一本一本大切にしていきたい」と語っていました。「自分はこの役割のために産まなかったのだ」という理由を探していくのかもしれませんね。また吉永小百合さんは10年前にも、子どもがいない生活を「平穏だった」と語っています。その時代なり、その年齢なりに、子どもを持たなかった理由を語ってきました。
吉永小百合の旦那は誰?
吉永小百合さんは1975年、28歳のときに結婚を発表しました。お相手は、15歳年上の元フジテレビディレクター・岡田太郎さん。共同テレビジョンの社長、会長、取締役相談役を経て、現在は引退しています。2人の出会いは番組のロケでしたが、当時吉永小百合さんは渡哲也さんと交際していたので、特に進展せず。吉永小百合さんは渡哲也さんとの結婚を考えていましたが、両親の強い反対で破局してしまいます。さらに、10代から売れっ子女優として多忙を極め、過労によるストレスで声が出なくなってしまいました。映画『男はつらいよ 柴又慕情』で共演した渥美清さんから、「肩の力を抜くように」とアドバイスされます。そして、『一度人間らしい生活をしよう』と決意したタイミングで、献身的にサポートしてくれたのが、岡田太郎さんでした。
猛反対の末に結婚
岡田太郎さんはバツイチで年の差もあったので、吉永小百合さんの仕事の足かせになることを危惧し、結婚には後ろ向きでした。しかし、吉永小百合さんから結婚を迫ったそうですよ。両親は猛反対し、強行突破での結婚だったので、結婚式も欠席されています。吉永小百合さんは両親に溺愛され過保護に育てられたので、『自立したい』という思いも強かったそうです。結婚後は1年以上女優業を休業し、新婚生活を楽しんでいました。岡田太郎さんは引退後、率先して料理をおこない、吉永小百合さんのためにワインに合う料理を振舞ってくれたそうですよ。しかし2023年12月に胆嚢癌が見つかり、療養を続けていたものの、2024年9月3日に東京都内の病院でこの世を去りました。享年94歳。吉永小百合さんは地方での仕事を終え病院に駆け付け、最期を看取ることができたということでした。
吉永小百合の現在の仕事も調査
吉永小百合さんは、現在も女優として精力的に活動しています。女優活動は映画のみですが、CM出演、ラジオパーソナリティ、原爆詩の朗読などの平和への訴えなどの活動を続けているようですね。2025年には、映画『てっぺんの向こうにあなたがいる』で主演を務め、役作りのためにピアス穴を開けたそうですよ。週1回のジム通いで体調管理を行い、80歳とは思えない美しさと若々しさで注目を集めています。
まとめ
今回は、吉永小百合さんが子供を産まない理由について、紹介しました。吉永小百合さんが子供を産まない理由は、親になる自信がないことや、女優として生涯を全うしたいという思いがあるからのようです。旦那の岡田太郎さんとは年の差婚で両親の猛反対にあいましたが、おしどり夫婦として知られていました。今後の活躍も、応援していきたいと思います!










